活躍する卒業生HOME > 卒業後の進路 > 活躍する卒業生

神奈川大学経営学部が開設されたのは1989年。その卒業生は世界で活躍しています。国際公務員、商社マン、経営コンサルタント、教育者、スポーツビジネス、研究者など、多様性を重視する経営学部国際経営学科ならではの広がりを見せています。

ゼミが自分を変えてくれた

私は、1989年経営学部国際経営学科、湘南ひらつかキャンパスの一期生として入学しました。当時はバブル華やかな頃、我々学生たちも特段の危機感もなく、入学し学生生活をエンジョイしていました。

岐路となったのは2年生、今後の将来も考えゼミの選択をする頃です。漠然とではありましたが、自分の中では国際経済学を学びたいと思い、まだ講義を受けたことのない「田中ゼミ」を選択しました。当時田中先生は2年生までの講義は受け持っていなかったこともあり、集まったゼミ生は皆目的意識を持った個性的な人ばかりでした。そこからの生活は今までののんびりした学生生活とは一変しました。週1回のゼミの日だけではなく、それに向けた準備、夏・冬の朝まで講義を行うゼミ合宿と学生生活がゼミ中心の目的意識をもったものに変わりました。

特に自分の中で大きく変わったのが、3年生の夏のタイ合宿です。当時まだ海外でゼミ合宿をすることが、珍しい時代でしたので我々には非常に刺激的なものでした。はじめてみる海外の工場、現地学生との交流を通して自分たちの知らない世界がたくさんあることや自分たちの未熟さを痛感したことを今でも鮮明に覚えています。そして同時に今後日本企業はアジアでまた世界でどのような存在であるべきなのか、と考えるようになり、自分は日本企業がアジア等で安い労働力だけではなく現地の産業を育成するような進出の手助けをしたいと思い、都市銀行を中心とした就職活動に臨みました。

金融機関のみを志望するという今では非常にリスクのある就職活動ではありましたが、無事自分の希望であった、さくら銀行(当時)に入行することになりました。その際、田中先生からは少なくとも3年間は目の前の仕事に対して愚直に取り組むことそして常にその企業の本流を歩むよう努力するようにとお言葉をいただきました。その言葉の通り、入行して早いもので今年で丸20年そして入行以来法人の営業部門を歩んでまいりました。その間世の中は、バブル崩壊、金融不況、アジア通貨危機、リーマンショック、80円台の円高等を経て、すっかり状況は変わりました。

このような状況下、銀行の役割も変わり、従来のご融資をするだけではなく、お客様に対しニーズを想定、提案をし、真のお客様の悩みを聞き出し、解決していくというコンサルティング業務いわゆるソリューションビジネスが主流となってきております。その中で最近の大学生は知識的には非常に優秀ではあるのですが、これからの求められる人材は、上記のように積極的に自分の頭で考えそしてそれを伝え、実行していくものであり、指示待ちの人材ではないと思います。

これから多くの人との出会いのある大学生活の中で、必要な知識やコミュニケーション能力はもちろんですが、自分の頭で考え、実行していく能力を貪欲に習得していってください。

伊藤 直樹さん

伊藤 直樹(いとう なおき)

三井住友銀行勤務

できるだけ多くの人と会い、多くのことを学ぶこと

学生〜社会人のいま

「欧米の大学生は、授業に遅刻した際、教室に入らずドアに耳を当てて、教授の言葉を全て書き取るらしい。なぜなら、教授や他の生徒の邪魔になるから」—

大学二年次の夏、留学先のカナダでこの話を聞いた時、衝撃を受けた。なぜなら、こんなにも同世代の学生が必死に勉強している一方で、自分は胸を張って努力をした!と言える経験がなかったからだ。そのため、自分自身に失望し焦り、将来が不安になった。自分の生き方・考え方を根本的に変えたいと真剣に思い始めた。

短期留学を終えた私は、三〜四年次のゼミは“厳しいけど成長できる”と噂の榊原ゼミに入るしかないと思った。が、教授からは予想外のキツ〜イ一言が返ってきた。

「お前はついていけないから、うちのゼミには入れない」

教授からは何度も門前払いを喰らった。が、私は決して諦めずに毎日研究室に通った。結果、しつこさに呆れられ、何とか榊原ゼミに入ることを許可してもらえた。

ゼミの内容は、自分で決めたテーマについて英語でプレゼンテーションをし、その後ディベートを行うというものだった。この“訓練”を通じて、相手に自分の考えを伝えることの大切さや、建設的に議論を前に進める難しさを学ぶことができた。同時に、学ぶ意識の高いゼミ生からは、毎回自分の無力さを思い知らされた。

大袈裟な言い方をすると、榊原ゼミへ入ったことが人生のターニングポイントとなった。大学に通いながらダブルスクールで専門学校へ行き専門的な知識を学び、複数の資格を独学で取得するなど精力的に色々なことを学んだ。

大学卒業間近に「できるだけ多くの人と会い、多くのことを学ぶこと」を人生のテーマに決め、卒業後は渡英することにした。英国の大学院ではマーケティングを専攻、学部には世界中から優秀な学生が約200名集まり日本人は自分一人だけというタフな環境だった。

実際には、たまに授業に遅刻する人はいたけれど、同じ時間と労力とお金を費やしているならば、という理由で教室は常に一番前の席から埋まっていく。海外の学生は本当に高い意識の中勉強に取り組んでおり、多くの刺激を享受することができた。

修士号取得後帰国し、現在は外資系総合広告代理店でコミュニケーション・プランナーとして従事している。

学生の皆さんにお伝えしたいこと

学生の皆さんよりも数年先輩の私がアドバイスできることは一つだけです。できるだけ多くの人に会ってください。多くの人に出会うことで、自分が無知で無能な存在であることを自覚してください。

世界はますますグローバル化し、社会に出れば世界中のたくさんの優秀な人たちと競争していかなければいけません。そんな状況下で「いまの自分」で良いはずがありません。

多くの優秀な人たちに会い、多くの刺激を享受してください。あなたが願う理想の人生が過ごせるように―。

あなたと、世界のどこかでお会いできる日を楽しみにしています!

小林 弘嗣さん

小林 弘嗣さん(2005年卒)

夢を叶えて税理士に

私は現在、税理士事務所で働いています。学生の時から税法や会計が好きだったことに加え、教授からの勧めもあり税理士の道を目指しました。

私は昔から、ゼネラリストよりもスペシャリストになりたいという強い思いがありました。自分がトップとなって働き、自分の責任において決断できることに魅力を感じます。

学生時代はとにかく勉強しましたね。周りの学生が遊んでいる時もひたすら勉強していましたし、大学のカリキュラムもなるべく将来のことを考えて組んでいました。

現在も、残り1科目の取得に向け、働きながら勉強漬けの日々です。正直、非常に困難な道ですが、だからこそチャレンジする意味があると思います。

将来的には独立し、納税者を守れる税理士を目指しています。残念ながら、今の日本では課税の不平等がまかり通っているのが現状です。いずれは税務のプロとして、弱きを助け強きを挫く、社会に意見できる人間になりたいと思っています。

嶋村 健さん

嶋村 健(シマムラ タケシ)

経営学研究科国際経営専攻博士前期課程2010年卒業

勤務先 有限会社横須賀総合会計事務所

楽しみながら学び、学びながら楽しんで

経営学部 国際経営学科 2008年度卒
日本車輌製造株式会社 勤務 桑原孝治

大学時代の過ごし方

自然に囲まれたキャンパスのなかで、多くの友人と出会い、その良き仲間と切磋琢磨しながら、のんびりとした大学生活を送っていました。様々な分野の授業を履修し、あらゆる分野の学問に出会ったことで、多くの知見を得ることができたと思います。さらには、国際コミュニケーションコースを選択した2年次に、イギリスへの短期語学研修にも参加しました。英語を駆使して積極的にコミュニケーションを図ることの面白さ、相手に自分の思いを伝える難しさなど、海外ならではの体験は今でも鮮明に覚えています。

また、当時は1人暮らしをしていたこともあり、何もかも自分自身でやらなければいけない大変さや親をはじめ、自分を支えてくれる方々への感謝の気持ちなど、私生活の面でも学ぶことが多くありました。公私共に多くのことを学んだ4年間の大学時代は一生の宝物です。

ゼミでの思い出

3年次から必修となるゼミでは海老澤ゼミに所属し、経営組織論を中心に経営学の基礎理論を学びました。ものごとの本質を見抜く考え方、文章の読み方、書き方、社会人としてのマナー、お酒の飲み方等々・・・。少々欲張りながらも多くのことを学んだエビゼミでの経験は、社会人となった現在においても非常に役に立っています。文系ではあるものの大学院進学を決意し、4年次には経営学の基礎理論や英語などにさらに磨きをかけ、大学院入学に向けた準備をしました。その甲斐もあり、名古屋大学大学院に合格することができました。さらに、その後の大学院生活、就職活動においても満足いく結果に繋がり、現在に至っているのは、エビゼミでの経験があったからこそだと思っています。

今の仕事について

現在、会社の予算や業績を管理する経営管理部に所属しています。具体的な業務としては、主要な事業部が1年でどのくらいの利益になるのかを予測かつ計画し、その計画に基づいた予算を設定し、管理することを行っています。それに加え、各事業部がどれだけの資産・負債を抱え、どのくらいの利益を得ることができたのか、などといった事業部別の成績表すなわち財務諸表を作成しています。

後輩へのメッセージ

4年間の大学生活を思う存分楽しみながら学び、学びながら楽しんで下さい。そして、自由な時間を有効かつ有意義に使っていろいろな経験をして下さい。たくさん遊ぶ、アルバイトをする、あらゆる学問を学ぶなど、どのようなことでも構いません。そこで得た経験や知識は必ず自身の成長につながります。また、その経験や知識は将来どこかで役に立つと思います。多くの仲間と切磋琢磨しながら、充実した大学生活を送って下さい。

大学生活の想い出

菊池 光揮
(2012年3月卒業)

私の大学生活で最も素晴らしい想い出は、SAプログラムを利用して行ったウィーンで過ごした夏休みです。2009年と2010年に大学の長い夏休みを利用して、SA(スタディ・アブロード)と呼ばれる神奈川大学の語学研修で1ヶ月間、ウィーン大学の夏期ドイツ語コースで様々な国から来た人たちと一緒にドイツ語を勉強しました。

ウィーンでの住まいは学生寮で、SAに参加する神奈川大学の学生や、各国の学生と一緒に生活します。ウィーンでの生活の1日の流れは、平日の午前中はウィーン大学の校舎でクラスメイトと一緒にドイツ語を勉強します。授業も当然、ドイツ語のみで行います。授業の中休みではクラスメイトと拙いドイツ語でいろいろな話をします。当初、自分の語学力に自信がなかったために、自分から話しかけることがなかなかできなかったのですが、授業を重ねるにつれて少しずつ自信がついて、最後のほうは自分から遊びに誘えるようになりました。

授業が終わったら、ウィーン市内を探索します。シェーンブルン宮殿やシュテファン大聖堂といった歴史的建造物はもちろん、ベルヴェデーレ宮殿やレオポルド美術館ではオーストリアを代表する画家であるグスタフ・クリムトやエゴン・シーレの作品を鑑賞することができます。そして、音楽の都と呼ばれるウィーンでは、クラッシックやオペラを楽しむこともできます。

休日は大学の同期や教授と一緒にウィーン市外へ旅行に行きます。ザルツブルクではホーエンザルツブルク城と城下町を一望できる高台から素晴らしい夜景を見ることができました。ラミングシュタインではオーストリアの美しい風景を堪能することができました。バッハウ渓谷に一人で日帰り旅行に行ったときは、ドナウ川を下る遊覧船で相席になった老夫婦にワインをご馳走になりました。1ヶ月間の間に色々なところへ旅行しましたが、どこへ行っても楽しい思い出を作ることができました。

なかでも、ウィーンでの生活で一番の想い出は、SAで一緒にウィーンで過ごすことになった神奈川大学の仲間とホイリゲでワインを飲みながら色々な話をしたことです。まだ明るいうちからワインを飲み始め、お酒が進むにつれて辺りも暗くなり、気がつくとホイリゲ内は明かりがともり夜になっている。あの瞬間のホイリゲはまるで映画のワンシーンのように美しかった。日本でお酒を飲んでいても、あのような雰囲気を味わえる場所はまだ見つかっていない。今でもたまにその時のことを思い出すが、あれは夢だったんじゃないかと思うときがある。それほど素晴らしい、まさに夢のような時間でした。

今、私は大学を卒業して社会人として働いていますが、あの頃のような体験を学生のときにできて本当に良かったと思います。学生が社会人と比べて最も多いのは時間です。その時間をアルバイトをして、そのお金で遊ぶことだけに費やすのは持ったいなさすぎる。時間のある、学生のときにだけしかできないことを、一生涯思い出に残るようなことを探して実行することが、大学生活を送るうえで最も大事なことだと思います。

ページの上部へ戻る

神奈川大学経営学部 国際経営学科

湘南ひらつかキャンパス

〒 259-1293 
神奈川県平塚市土屋2946
TEL. 0463-59-4111(代)